1. |
生きドール
04:19
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五つの お誕生日に ママが買ってくれた時から
私の宝物なの 一番の親友なの
本当に感謝してるわ つらい時も苦しい時も
彼氏に振られた時も ずっと側にいてくれた
だけれど 私に隠してるでしょ？
大切な事を 隠してるでしょ？
そんな澄ました顔をしてるけど
本当は 生きてるでしょ？
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
大人になったからって 一抜けは無しよ
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
気味が悪いからって 一抜けは無しよ
ただいまってドアを開けると いつも違う所にいるし
おやすみって電気消すと なんかヒソヒソ言ってる
なんだか視線を感じて 振り返るといつも目が合うし
こまめにカットしないと 髪の毛は伸び放題
だけれど こんなに大好きだから
妹みたいに 思ってるから
みんな呪いの人形だなんて
言うけれど 手放せない
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
大人になったからって 一抜けは無しよ
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
気味が悪いからって 一抜けは無しよ
こんな可愛い顔しちゃって
本当に 愛してる
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
大人になったからって 一抜けは無しよ
ずっと一緒に遊ぼう ずっと一緒にいよう
気味が悪いからって 一抜けは無しよ
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2. |
ステキな呪文
03:20
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涙が出るほど悲しかったり 逃げ出したいほど苦しかったり
声が出ないほど辛かったり 動けないほど悩んでたら
ステキな呪文を唱えてみれば 楽しい世界のドアが開くはず
いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく
ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
あい あい はすたぁ 空間が割れて なんか変な物 出てきたよ
破れた恋で枕濡らしたり 激しい嫉妬に身を焦がしたり
猛烈な殺意が湧いてきたり 世の中すべてを恨んでたら
ステキな呪文を唱えてみれば 静かに世界の終わり動き出す
いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく
ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
あい あい はすたぁ 空間が割れて なんか変な物 出てきたよ
ステキな呪文を唱えてみれば 静かに世界の終わり動き出す
いあ いあ はすたぁ はすたぁ くふあやく
ぶるぐとむ ぶるぐとらぐるん ぶるぐとむ
あい あい はすたぁ ふんぐるい むぐるうなふ
くとぅるう るるいえ うがなぐる ふたぐん
くとぅるふ ふたぐん にゃるらとてっぷ つがー
しゃめっしゅ しゃめっしゅ にゃるらとてっぷ つがー
くとぅるふ ふたぐん あい あい はすたぁ
こんな世界など滅べばいい
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3. |
スキマニア
03:55
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お願い ドアちゃんと閉めて カーテンきっちり閉めて
本棚とタンスの裏 ぴったり壁にくっつけて
お風呂のフタは閉めないで トイレのフタも閉めないで
どうしても隙間開くのなら 冷蔵庫は置かないで
ほら 一ミリでも 隙間を空ければ
やつら覗いてくる やつら這い出てくる
何でこの隙間を埋めよう
もう我慢できなくなる ガムテープで隙間埋める
ドアも窓も家具の隙間も 全部テープを貼り付ける
張り終えてから気付く 自分は閉所恐怖症
慌ててテープを剥がす 今日も一日が終わる
ほら 一ミリでも 隙間を空ければ
やつら覗いてくる やつら這い出てくる
何でこの隙間を埋めよう
ほら 一ミリでも 隙間を空ければ
やつら覗いてくる やつら這い出てくる
誰かこの隙間を埋めてよ
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4. |
あの手を握って
04:09
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子供の頃に 海で溺れかけた時
私の足を 白い手 掴んだ
暗いトンネル 一人自転車で 通る
私の肩を 白い手 掴んだ
今思ってみれば あんなに怖がって
逃げなくても 別に 良かったよね
あの時 あの手握ったら
今はどこか別の場所にいたのかな
あの時 あの手握ったら
私 手を引かれ 夢の中へ
修学旅行 みんな寝静まった夜
天井の隅 白い手 生えてた
卒業写真 みんなとの記念の写真
私の肩に 白い手 乗ってた
今まで良いことなんか無かったし
これからも 特に無さそうだし
あの時 あの手握ったら
今はどこか別の場所にいたのかな
あの時 あの手握ったら
私 手を引かれ 夢の中へ
目の前の襖が 少しだけ開いて
白い手が おいでおいで してる
今 この手握りしめ
私 どこか知らない国へ行くわ
今 この手握りしめ
私 手を引かれ 夢の中へ
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5. |
トントントイレ
03:09
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トントン トントン ドアを叩く
トントン トントン トイレのドア
パパとママ 今日はお出かけ
私一人 お留守番
でも 誰かが叩く トントン
トントン トントン 窓を叩く
トントン トントン 二階の窓
ベランダなんて無い
人が入る隙間もない
でも 誰かが叩く トントン
トントン トントン 階段降りる
トントン トントン 暗い階段
パパもママも帰ってこない
私一人 怯えてる
でも 誰かが降りる トントン
トントン トントン 肩を叩く
トントン トントン 私の肩
パパ ママ 助けて
お願い どうか許して
でも 誰かが叩く トントン
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6. |
スーパーＺ指定ガール
03:59
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一人目は 同級生の男の子 レイプされそうになったから やっちゃったの
二人目は その子の彼女の女の子 恋人がそんな外道じゃかわいそう
それから その子の年の離れた妹さん たまたま一緒に家にいたのが運の尽き
お次は二人の少し厳しいパパとママ 娘に先立たれ生きていくのは辛いでしょ
長い手足をしなやかに 動かせば増える死体の数
返り血にその身を染め上げて 地獄の釜の蓋を開ける
スーパーZ指定ガール
捕まって 連れてこられた警察署 三人やって手に入れたのはニューナンブ
勢いで乗り込んだヤクザの事務所 五人やって手に入れたのは日本刀
気分がいいから ついでに寄った米軍基地 二十人やって手に入れたのはバズーカ
何故だかいきなりゾンビの群れが湧いて出て 百人潰して手に入れたのはチェーンソー
長い手足をしなやかに 動かせば増える死体の数
返り血にその身を染め上げて 地獄の釜の蓋を開ける
スーパーZ指定ガール
空から攻めてきた宇宙人の侵略軍 一人で殲滅 手に入れたのはレーザー砲
結局 私の行き着く先は地獄みたい 魔王を殺して手に入れたのは呪いの剣
長い手足をしなやかに 動かせば増える死体の数
返り血にその身を染め上げて 地獄の釜の蓋を開ける
スーパーZ指定ガール
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7. |
テキサス
04:36
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あなたがいなければ どこにいても
そこは乾いた不毛の荒野
枯れ草 風に転がり 砂煙舞う
ならず者達の大地
武器をください この場所にふさわしい武器を
黄金の左腕と機械仕掛けで動くノコギリを
夢にまで見たテキサス ラリアットが支配をする
夢にまで見たテキサス チェーンソーの国
私の気持ちを知っておきながら
あなたは一人 旅に出るの
どうぞお行きなさい 引き止めはしないけれど
新たな追っ手は 私
武器をください 彼を追いつめトドメ刺す武器を
黄金の左腕と機械仕掛けで動くノコギリを
夢にまで見たテキサス ラリアットが支配をする
夢にまで見たテキサス チェーンソーの国
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8. |
蟲寄せの歌
05:52
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猫の 猫の脇腹を 素足で踏み抜いてきたのは おとといの晩
自動ドアの向こう側 歪んだ円柱が何やら 人の道 説いてる
空は 空は鉛色 首の重さは耐えきれない程じゃないです
昔 食べた卵味 今さら思い出さなくても いいものなのに
あなた方 土足で上がり込み 僕の防衛線 たやすく越えたけど
これからは いろんな虫が あなたの行く手 阻む事でしょう
ダンゴムシ ワラジムシ ハサミムシ アブラムシ
コガネムシ ケヤリムシ コノハムシ ツツガムシ
ミドリムシ ラクダムシ チャタテムシ クツワムシ
サナダムシ ゾウリムシ ゼニタムシ ザトウムシが
狭い 狭い隙間から ズルズル這い出してきたのは イカの塊
長い 長いその体 よじらせ のたうつ ヤツメウナギの白い腹
水棲生物と手を組もう カラスが飛んできた キノコも生えてきた
これからは いろんな虫が僕を守ってくれる事でしょう
ヒヨケムシ ガロアムシ オキクムシ キクマムシ
カマドウマ ネジレバネ シロヒトリ カタツムリ
キリギリス オニヤンマ ヘビトンボ アブラゼミ
ハマダラカ ヤドリバエ ヒラタアブ クロアゲハが
ヤママユガ ミズスマシ タイコウチ アリジゴク
スズメバチ ハキリアリ ジョロウグモ シマミミズ
オオムカデ アカイエカ ツムギアリ セセリチョウ
ヒメヤスデ チスイビル プラナリア アニサキスが
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9. |
永久のワンダーランド
04:45
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誰にも迷惑を掛けたくないし 嫌われたくない
誰かの恨みを買いたくはないし 恨みたくもない
そんな調子いい事 望んだ私にとって
世界は信じられない出来事ばかり 不思議ね
兵器や武器はとても魅力的で 格好いいけど
使われるような事態は どうか起きませんように
そんな馬鹿な事を 望んだ私にとって
世界は信じられない出来事ばかり 不思議ね
逃げれない 消えない 無限のワンダーランド
目覚めない 終わらない 永久のワンダーランド
だけど死ぬまでの我慢
他人の痛みを理解し受け止め 優しくなりたい
他人の大切な物を理解し 尊重したい
そんな出過ぎた事 望んだ私にとって
世界は信じられない出来事ばかり 不思議ね
いずれは誰もが死を受け入れる日が来るのだから
全ての人の死 安らか 穏やかでありますように
そんな無理な事を 望んだ私にとって
世界は信じられない出来事ばかり 不思議ね
逃げれない 消えない 無限のワンダーランド
目覚めない 終わらない 永久のワンダーランド
だけど死ぬまでの我慢
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10. |
人喰い歌
04:53
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愛を込めて歌を歌おう 愛を込めて歌おう
いつかあなたの耳に届けば嬉しい 私たちが歌うこの歌が
寝る前にヘッドフォンで聴いてくれるかな
もしそうなら音量 気を付けて
不審者が たたく 窓の音も 火災警報も
あなたの耳に届かず あなたはそのまま
眠ることでしょう だから
愛を込めて歌を歌おう 愛を込めて歌おう
いつかあなたの耳に届けば嬉しい もし気に入ってくれたら光栄です
携帯プレイヤーに入れてくれるかな
もしそうなら よそ見に気を付けて
下りかけた 踏切の音も 車のクラクションも
あなたの耳に届かず あなたはそのまま
眠ることでしょう だから
愛を込めて歌を歌おう 愛を込めて歌おう
オーディオの電源 勝手について再生が始まる
自分の悲鳴も聞けず あなたはそのまま
眠ることでしょう だから
愛を込めて歌を歌おう 愛を込めて歌おう
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11. |
イキグサレ
03:42
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もうすぐ三年がたつ 貴方に出会ってから
何も伝えないうちに 別れの時が迫る
今はこの思い届ける 勇気はないけれど
いつか伝えられるように 胸にしまっておいた
だけど私の胸は高温多湿で 大切にしまった物 すぐ腐る
過去の夢も秘めた恋も ハジッコの方から変色してくる
でもまだ動いてるよ 私の胸 イキグサレ
いつの日か貴方と二人 湖に出かけて
貴方が漕いでるボートの 上でキスを交わすの
そんな夢みたいな事 今は無理だけれど
いつか叶えられるように 胸にしまっておいた
だけど私の胸は高温多湿で 大切にしまった物 すぐ腐る
過去の夢も秘めた恋も ハジッコの方から変色してくる
でもまだ動いてるよ 私の胸 イキグサレ
好意は憎悪に 愛は嫉妬に 腐臭を放ち 厚く降り積もる
過去の夢も秘めた恋も ハジッコの方から変色してくる
でもまだ動いてるよ 私の胸 イキグサレ
汚泥の海泳ぎ回り メタンガスを胸いっぱい吸い込み
今日も私は元気です 私の胸 イキグサレ
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12. |
ラズベリー・マーマレード・プディング
02:49
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ねえ見て見て おへその横に真っ赤なオデキできたの
痛くないし痒くもないから そのままにほっといていたら
いつの間にか もの凄く大きく腫れ上がってきて
プニプニしてて いじってたら ブツブツが出てきて
まるでラズベリーみたい
もっと プチッと可愛らしく 色鮮やかに赤く
蜜が溢れるほど 甘酸っぱく熟して
ラズベリー・マーマレード・プディング
ねえ見て見て いじっていたら なんだか色が変わってきた
ブツブツの一つ一つの先の方が黄色くなったよ
引っ掻いたら 水ぶくれ 一つ破れちゃって
黄色い膿が トロトロと いっぱい流れ出て
まるでマーマレードみたい
もっと プチッと可愛らしく 色鮮やかに赤く
蜜が溢れるほど 甘酸っぱく熟して
ラズベリー・マーマレード・プディング
体中にブツブツができて フルーツふんだんに使った
可愛いスウィーツのようになったら どうぞ食べに来て
もっと プチッと可愛らしく 色鮮やかに赤く
蜜が溢れるほど 甘酸っぱく熟して
息が詰まるほど 甘ったるい香り
虫がたかるほど 魅惑的な甘さ
ラズベリー・マーマレード・プディング
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