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イ​キ​グ​サ​レ​6

by イキグサレ

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1.
路地裏の交差点 交通量少ないのに なぜか事故が多発する 魔の交差点 人も車も自転車も 出会いがしら正面衝突 いつもお花置いてある 魔の交差点 通学路だから毎日 通っているけど 私にはまだ 何にも起きてない トーストくわえながら 遅刻とか言って その角を走り曲がるから どうか素敵な出会いを 用意しておいてよ 魔の交差点でしょ ねえマコちゃん 路地裏の交差点 今日もサイレン鳴らしながら パトカー 救急車がくる 魔の交差点 子供の列に乗用車 原付に軽トラック 躊躇なく突っ込んでくる 魔の交差点 夜になるとカーブミラーに血まみれの女が 映りこんで 手招きしているよ トーストくわえながら 遅刻とか言って その角を走り曲がるから どうか素敵な衝突 用意しておいてよ 魔の交差点でしょ ねえマコちゃん ついに私もバイクと接触して骨折したけど その彼と 今ではラブラブよ トーストくわえながら 遅刻とか言って その角を走り曲がるから どうか素敵な出会いを 用意しておいてよ 魔の交差点でしょ ねえマコちゃん
2.
鬼さんこちら 手のなるほうへと 馬鹿みたいに囃し立てて 惑わしている つもりでしょうが 貴方より よく物は見える 手足バタバタ 派手に動かして 大げさな手振り身振りで 導いてる つもりでしょうが 貴方より よく音聞こえる 目を凝らし耳澄まし 身構えてたけど 結局 声にして騒ぐべき事は無かった 騒がなければいけないのなら  目鼻口耳全部いらない 騒ぐ必要があるのならば 顔 あんたにくれてやる 今見えている 夕日や月は まったく視界に入らず 明日に横たわる 地獄絵図の 予想図を じっと見つめる 今聞こえてる 雨風の音 まったく耳に届かずに まだ聞いてない 誹謗中傷に ずっと耳を傾ける 目を凝らし耳澄まし 身構えてたけど 目に見えていた物は全て幻 まったく使えてないのならば 目鼻口耳全部いらない 使いこなせていないのならば 顔 あんたにくれてやる 目を凝らし耳澄まし 身構えてたけど 目に見えていた物は全て幻 まったく使えてないのならば 目鼻口耳 俺によこせ 使いこなせていないのならば 顔 俺に全部よこせ
3.
カンカンカンと鳴ってガタンゴトン 一つ 人気の無い駅の 二つ 踏切待ってると 三つ ミンチになっちゃえと 四つ 呼んでる声がする 電車のパワー すごい すごい 手足ちぎれて宙に舞う 電車はすごく 便利 便利 ここは開かずの踏切よ 五つ いつまで待たせるの 六つ 無理やり渡っちゃえ 七つ 泣いてる親の顔 八つ 止めときゃよかったね 電車のパワー すごい すごい 屋根の上まで首が飛ぶ 電車はすごく 便利 便利 ここは開かずの踏切よ 九つ ここは一体どこ 十で 到着 地獄行き 電車のパワー すごい すごい 屋根の上まで首が飛ぶ 電車はすごく 便利 便利 ここは開かずの踏切よ
4.
隣の窓 03:15
部屋の窓 開けると すぐ隣の家の窓 手が届く距離に すぐ隣の家の窓 お隣はずっと空き家だった つい最近まで知らなかった だって夜になると 白く長い首の女が 首 目一杯伸ばして こちらの窓 覗いてくる あの人 誰 気味が悪いから  神社行って御札買う 窓から手を伸ばして 隣の窓 貼り付けた 今日はカーテンを閉めておこう 念のために塩を盛っておこう だけど夜になると 窓ガラスを叩く音が 力いっぱい 窓ガラスを叩く音が 鳴り止まない そして夜が明けて カーテン開けて見てみたら 御札 剥がれていて ガラスに無数の手形と 一筋の ひびが
5.
夜の公園 行くのは止めなよ 運が悪いと 彼女がいるから 見た目は普通の女だけど 四つん這いで 這い回っているから なぜかその顔 満面の笑みで 砂場の周りを ぐるぐる回る もしも彼女がいたなら 絶対に気づかれては駄目 もし気づかれたら  四つん這いの姿勢のまま まるで虫か トカゲのように 君に向かい 走ってくる 笑顔のまま もしそうなったら もう諦めなよ いくら逃げても 追いかけてくるよ 人とは思えないスピードの 四足走行で もし無事に家に たどり着けて 逃げ込んでも まるで虫か ヤモリのように 部屋の窓に 張り付いてる 笑顔のまま 夜の公園 行くのは止めなよ 運が悪いと 彼女がいるから 
6.
大好きなあの人の  70%は水分で それは出たり入ったり  常に循環をしている 大好きなあの人の  たった30%しか 愛することは出来ないの?  100%愛してみせる コップに注がれた一杯の水 いつか貴方の一部だったのかも 下水 流れる汚水も 汚染された毒水も 貴方だったのかもしれない 貴方になるかもしれない ボウフラ湧いた水溜り アオミドロだらけの沼 貴方だったのかもしれない 貴方になるかもしれない 大好きだったあの人の  30%は灰になり 残りの大部分は  水蒸気になっているのでしょう それはいつか雲になり  雨になって地上に降ってくる そして川に流れ込んで  いつしか海へとなるのでしょう 貴方の全てを愛してみたら 貴方は世界そのものでした あふれるこの涙も 流れるこの汗も 貴方だったのかもしれない 貴方だったのかもしれない いい人に流れる血も 悪い人に流れる血も 貴方だったのかもしれない 貴方だったのかもしれない
7.
血反吐はく 思いをして 手に入れた必殺の技 完全無欠 絶対無敵の技 世にはびこる 理不尽で横暴な暴力を 一撃で黙らせる必殺の拳 だけど本当は知っている 敵なんていない事 必ず当たり 必ず殺す 手加減不可能 いつどこで使えばいいの 誰に使えばいいの 目の前に割り込んだ オバさんをやっちゃおうかな 万引きしてる ガキ共をやっちゃおうかな 酔っ払って騒いでる サラリーマンやっちゃおうかな 馴れ馴れしく よって来るアイツやろうかな だけど本当は気付いてる 殺すほど興味ない事 必ず当たり 必ず殺す 手加減不可能 いつどこで使えばいいの 誰に使えばいいの 早く殺すに値する 強敵 立ちはだかって 必ず当たり 必ず殺す 手加減不可能 いつどこで使えばいいの 誰に使えばいいの
8.
お父さんの高い高いは ジェットコースターより楽しい お父さんの肩車は 観覧車より楽しい お父さんのお馬さんは メリーゴーラウンドより楽しい お父さんのお化けごっこは お化け屋敷より楽しい お父さん 見えてないけれど 部屋の隅 ひざを抱え 座っている あの子はいつも 寂しそう 幽霊もお化けも遊べたら いいのにな 世界一面白い遊園地 お父さん お母さんのオムライスは レストランより美味しい お母さんと読む絵本は 映画より面白い お母さんと入るお風呂は 温泉より暖かい お母さんと寝る布団は 何よりも気持ちいい お母さん 見えてないけれど 窓の外 部屋の中を 覗いてる あの子はいつも 寂しそう 幽霊もお化けも泊まれたら いいのにな 世界一居心地のいいホテル お母さん いつかは僕が遊園地になって 子供をあやしているから その時 遊びに来て 幽霊もお化けも遊べたら いいのにな 世界一面白い遊園地 お父さん 幽霊もお化けも泊まれたら いいのにな 世界一居心地のいいホテル お母さん
9.
夜道を歩いてると 後ろから誰かがついて来てるような そんな現象の事を べとべとさんって言うんだよ 煙を眺めてると 人の顔にだんだん見えてくるような そんな現象の事を 煙羅煙羅って言うんだよ 十二月が終わりに近づくと いつも怖いパパとママが プレゼントをくれたりするけれど この現象はなに? 今年もサンタがやってきた 今年もサンタが現れた 遠慮してないで 受け取っときなよ 後で返せとか 言われないからさ 今年もサンタがやってきた 今年もサンタが現れた 一年一度の 現象だからさ 斜に構えないで 楽しんどきなよ 天井にある染み 日に日に大きくなってきてるような そんな現象の事を 天井舐めって言うんだよ ちゃんと寝ていたのに 枕があさっての方に飛んでいる そんな現象に事を 枕返しって言うんだよ 十二月が終わりに近づくと いつも生意気なアイツに プレゼントをあげたくなるけれど この現象はなに? 今年もサンタがやってきた 今年もサンタが現れた ひねくれてないで あげればいいじゃない 喜んだ顔を 見てみたいんでしょ 今年もサンタがやってきた 今年もサンタが現れた 一年一度の 現象だからさ 斜に構えないで 楽しんどきなよ
10.
今はもう 使われない 火葬場の 高い煙突 その上に 週に一度 現れる 女の子 ここで灰になったのかな まだ未練があるのかな 月明かりに照らされて ヒラヒラリ 舞い歌う 僕は今日も自転車に乗って 火葬場へと向かう オペラグラス手に持って 開演を待つ さあ今夜も始まる 素晴らしいステージが 死してなお僕らに 夢と愛 投げかける 廃墟の火葬場に ペンライトきらめいて 廃墟の火葬場に 鳴り響くアンコール 僕らの声は彼女に 届いてはないだろう それでも力の限り 声援送る さあ今夜も幕が開く 素晴らしいステージの 死してなお僕らに生き様を見せ付ける 僕は今日も自転車に乗って 火葬場へと向かう 一度だって見逃したくない 煙突ステージ さあ今夜も始まる 素晴らしいステージが 死してなお僕らに 夢と愛 投げかける

credits

released October 28, 2012

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イキグサレ Tokyo, Japan

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